
お祝いで泡盛の記念ボトルを作りたいんだけど、どこか良いお店はないかなぁ?
結婚、出産、還暦祝い、開店祝いなど、人生には数々の記念すべき瞬間があります。そんな大切な時に、特別な泡盛ボトルがあれば、喜びもひとしおです。近年、沖縄では泡盛の記念ボトルや名入れボトルを作成する人が増えています。
しかし、いざ作ろうと思っても、「どこで作れるの?」「どんなデザインにできるの?」「注意すべきことは?」と、疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、泡盛マイスターである筆者が、泡盛の記念ボトル作成をネットから注文できるおすすめのお店を5つ厳選してご紹介します。各店の特徴やデザインのポイント、注意点などを詳しく解説するので、あなたの理想のボトルがきっと見つかるはずです。
- 泡盛記念ボトルをネットで作成できるお店
- 各店舗の特徴
- 泡盛記念ボトル作成時の注意点

この記事は沖縄移住生活13年、泡盛酒造での勤務経験もある泡盛マイスターのももとが書いています。
目次
泡盛記念ボトルを作成できるお店5選

今回は泡盛の名入れや記念ボトルをネットで作成、購入できるお店を厳選しました。
泡盛はアルコール度数が高いほど価格も上昇する傾向にあります。また、熟成された古酒は、一般的酒よりも高価であることが多いです。
しかし、価格だけで判断するのではなく、アルコール度数や泡盛の種類も考慮することが大切です。特に、アルコール度数が30度未満のものは、長期保存には適さないため、注意が必要です。
これらの点を踏まえ、用途に合った泡盛を選ぶようにしましょう。
松藤(旧崎山酒造)

松藤(旧崎山酒造)の記念ボトルの特徴は、ビンと甕、ラベルと彫刻の両方の取り扱いがあることです。また、酒造が直接取り扱っているので、価格も抑えられているのも嬉しいポイントです。
さらに、使用される泡盛は古酒にするのに最適な「松藤粗濾過44度」で、長期保存に向いています。
松藤の記念ボトルは、楽天市場から購入できるので、楽天ポイントが貯まるのもお得です。
松藤の記念ボトルの特徴は以下のとおりです。
- 甕もビンも彫刻可能
- 彫刻は6種類のデザインから選べる
- 使用される泡盛は「松藤43度以上」で長期保存にするのに最適
- 楽天ポイントが貯まる
まさひろ酒造

まさひろ酒造では、ホームページ上からオリジナルラベルの泡盛を注文できます。
現在彫刻は扱っていないようです。ラベルの種類は、定型ラベルに好きな文字を入れられるタイプと、自分で作成した写真や画像をラベルにできる2種類になります。
定型ラベルのデザインは、泡盛のサイズにもよりますが6種類の中から選べ、銘柄もサイズによって変わりますが、アルコール度数43度の古酒を使用しています(一部30度の一般酒あり)。
まさひろ酒造の特徴は以下のとおり。
- オリジナルラベル1本から作成可能
- 6種類のデザインから選べる
- 自分でデザインした画像も可能
- 使用される泡盛は「5古酒まさひろ43度」や「10年古酒五頭馬43度」などで長期保存に最適
かりゆし沖縄

名入れ泡盛本舗かりゆし沖縄は、泡盛酒造ではなく泡盛オリジナルボトル作成の専門店です。
オリジナルボトル作成の専門店なので、デザインや泡盛の種類も複数あり、泡盛のアルコール度数も43度以上と長期保存に向いています。また、ボトルにスワロフスキーの装飾など、他にはないデザインもあります。
ただし、価格は泡盛酒造のものと比べると少し高めになります。
かりゆし沖縄の特徴は以下のとおりです。
- 甕もビンも取り扱いあり
- デザインが豊富
- 複数の酒造の泡盛を取り扱っている
- 価格は酒造と比べると高め
- 追加料金でオリジナルイラストも使用可能
バラエティーショップおきなわ一番

おきなわ一番は、泡盛だけでなく様々な沖縄の商品をネット販売しているお店です。「楽天ショップ・オブ・ザ・マンス」も受賞している人気のお店です。
デザインの種類は多くはありませんが、ビンと甕の両方を扱っています。泡盛の種類は、現在守禮と瑞穂の2種類でアルコール度数はいずれも43度となっているので、長期保存向きです。「益々繁盛」を意味する二升五合の泡盛も43度で取り扱っています。
彫刻のみでオリジナルラベルはありません。
- 甕もビンも彫刻可能
- 彫刻のみでラベルはなし
- 彫刻は定型に文字を入れるタイプ
- オリジナルの甕の価格は高めの設定
- 楽天ポイントが貯まる
中村屋

中村屋は、名入れのお酒、グラス彫刻、似顔絵彫刻ボトルの専門店で、オリジナルラベルはありません。
一番の特徴は、彫刻ボトルというと文字がメインのものが多いですが、中村屋は似顔絵彫刻ができるという点です。
また、泡盛の種類も多く、泡盛以外のお酒も豊富に取り扱っていますが、アルコール度数の低い泡盛もあるのでお酒を選ぶ時には注意が必要です。泡盛マイスター的には、アルコール度数25度の泡盛での記念ボトル作成はおすすめしません。
中村屋も楽天市場から購入できます。
- 彫刻のみでオリジナルラベルはない
- 似顔絵彫刻ができる
- 使用される泡盛の種類は多いが度数が低いものもあり
- 楽天ポイントが貯まる
泡盛記念ボトルを作成する時の注意点

泡盛で名入れや記念ボトルを作成する際の注意点をまとめました。
- 瓶か甕かを決める
- オリジナルラベルか彫刻かを選ぶ
- 早めに注文する
- 長期保存なら度数は高いものを
- バックラベルは残す
- お店とよくすりあわせをする
- 泡盛の銘柄にこだわりがある場合
瓶か甕かを決める
泡盛の記念ボトルを作成する際、ビンにするのか甕にするのかを決めましょう。
お祝いとしてプレゼントをする場合、泡盛の甕を贈るのも大変人気があります。
但し、甕はその性質上彫刻が不向きな場合もあり、木札にオリジナルの名前を入れたりするのが一般的です。
一方、ビンは彫刻もオリジナルラベルも両方可能です。
オリジナルラベルか彫刻かを選ぶ

泡盛の記念ボトルを作成する際に、オリジナルラベルにするのか、ビンに彫刻するのかを決めましょう。
お店によって異なりますが、彫刻は1本から可能でも、オリジナルラベルだと1ダースからの取り扱いになるところもあります。
購入前にお店に確認しましょう。
早めに注文をする
泡盛の記念ボトルを作成する場合は、早めに注文をしましょう。
特に、記念ボトルを使用する日や、贈る日が決まっている場合は、1ヶ月前には注文をして置くのが無難です。
長期保存なら泡盛の度数は高いものを
泡盛の記念ボトルを作成する際は、できたらアルコール度数の高い銘柄を選びましょう。特に甕の泡盛を贈る場合は、40度以上がおすすめです。
直ぐに飲む場合は度数が低くてもかまいませんが、名前の入った記念ボトルとなると、長期間置いておくことが多くなります。特に出祝いで泡盛を贈る場合は、生まれた子供が20歳になったら飲もうという場合もあります。そのような場合、度数の低い泡盛は長期保存に不向きです。最低でもアルコール度数30度以上の泡盛を選びましょう。
泡盛酒造で取り扱っている場合は、長期保存も考慮されている場合が多いですが、記念ボトル専門店では泡盛の知識がない場合もあるので、使用されている泡盛の種類が何なのか確認する必要があります。
バックラベルは残す

泡盛のビンにバックラベルがある場合は、残しておきましょう。
泡盛の記念ボトルを作成する際、表のラベルを剥がして彫刻を施したり、オリジナルのラベルを貼ったりします。しかし、その際にはビンの裏のバックラベルも一緒に剥がさないように注意が必要です。バックラベルには泡盛の酒造、度数、原材料などの情報が記載されています。
もし泡盛酒造でオリジナルボトルを作成する場合、バックラベルはそのまま残してくれると思いますが、自分で彫刻のお店に持ち込む際などには、特に気をつけましょう。
お店としっかり打ち合わせをする
「泡盛の記念ボトルを作成したけど、思ってたのとなんか違う」なんてことにならないように、事前にお店の担当者としっかり打ち合わせをしましょう。
定型の型に文字を入れるだけであれば、何度も確認の必要はないかも知れませんが、完全にオリジナルのものにする場合や、ラベルに使いたい画像などがある場合は、お店の人とメールなどでやりとりが必要です。
筆者も以前に泡盛を持ち込みで彫刻をお願いしたことがありますが、お店のデザインがイメージと合わなかったので、自分でデザインし画像を送ったことがあります。
泡盛の銘柄にこだわりがある場合
泡盛の記念ボトルを作る際に、どうしてもこの銘柄の泡盛で作りたいと決まっている場合は、その泡盛の酒造に問い合わせてみましょう。規模の大きな酒造であれば名入れやオリジナルボトルを扱っている場合があります。
一方、離島などの小さな酒造ではオリジナルを扱っていないことも多いので、その場合は自分で泡盛を購入し、彫刻専門店に持ち込む必要があります。
泡盛記念ボトルの作成まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 泡盛は度数が高いものや古酒は、値段も高くなる
- 松藤(旧崎山酒造)は、ビンや甕、デザインの種類も多い
- 泡盛酒造での取り扱いの方が価格は安い傾向
- 楽天市場に店舗があるのは、「松藤」、「おきなわ一番」、「中村屋」である
- 「まさひろ酒造」と「かりゆし沖縄」は、各店舗のHPから購入できる
- アルコール度数30度未満の泡盛は長期保存に向かない
- 完成までにお店としっかり打ち合わせする
- 銘柄が決まっている場合は、その酒造に直接問い合わせてみる
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