沖縄の海の伝統行事といえばハーリーですよね。
ハーリーは、沖縄の各地で旧暦の5月4日(ユッカヌヒー)に行われる爬竜船(はりゅうせん)競漕で、海の恵みに感謝し、豊漁と航海安全を祈願する伝統行事です。
ハーリーは、地域によって「ハーレー」とも呼ばれ、地域ごとの特色があるのも魅力の一つです。その中でも特に有名なのが「那覇ハーリー」と「糸満ハーレー」で、今年は以下の日程で開催されます。
■那覇ハーリー:2025年5月3日(土)~5日(月)
■糸満ハーレー:2025年5月30日(金)
「那覇ハーリー」は、ゴールデンウィーク期間中に那覇港新港ふ頭で開催され、県内外から多くの人が訪れる沖縄最大のハーリー大会です。爬竜船競漕だけでなく、ステージイベントや花火も楽しめます。
一方、「糸満ハーレー」は、糸満漁港で開催され、サバニと呼ばれる伝統的な木造漁船で競い合うのが特徴です。海の男たちの熱い戦いは、見る人の心を震わせます。
この記事では、ハーリーの歴史や内容、そして沖縄を代表する2大ハーリーの魅力について、詳しくご紹介します。ハーリーを最大限に楽しむための情報が満載ですので、ぜひ最後までご覧ください!
- 沖縄のハーリーについて
- 沖縄のハーリーの歴史
- 那覇ハーリーについて
- 糸満ハーリーについて

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目次
沖縄のハーリー2025年はいつ?歴史や内容

ここでは、沖縄の伝統行事ハーリーとは何かを詳しく解説します。
- ハーリーはなんのためにやるの
- ハーリーはいつ行われるのか
- ハーリーの歴史
ハーリーはなんのため?
沖縄のハーリーは、海の恵みに感謝し、豊漁と航海安全を祈願するために行われる伝統行事です。旧暦の5月4日(ユッカヌヒー)に、沖縄各地の漁港でサバニと呼ばれる十数人乗りくらいの手漕ぎの船を漕ぎ競い合います。
ハーリーの起源は諸説ありますが、中国から伝わったとされており、琉球王国時代には国家的な行事として盛んに行われていました。現在でも、沖縄の人々にとってハーリーは、地域の絆を深め、伝統を継承する大切な行事となっています。
ハーリーの見どころは、なんといってもサバニ競漕です。漕ぎ手たちの力強い掛け声と、水しぶきを上げながらゴールを目指す迫力あるレースは、見る人の心を熱くさせます。また、ハーリーの会場では、エイサーや琉球舞踊などの伝統芸能が披露されることもあり、沖縄の文化を体感できます。
ハーリーはいつ行われるのか

ハーリーは、旧暦5月4日(ユッカヌヒー)に海の恵みに感謝し、豊漁と航海安全を祈願する伝統行事です。地域によっては、旧暦5月4日前後の週末に開催されることもあります。
ただし、那覇ハーリーは例外で、新暦の5月3日~5日のゴールデンウィーク期間中に開催されます。これは、伝統行事としての側面だけでなく、観光客も楽しめるイベントとしての要素も大きいためです。
また、那覇ハーリーで使用されるのは、伝統的なサバニではなく、数十名が乗れる大型の爬竜船(ドラゴンボート)です。ダイナミックなレースは、多くの観客を魅了します。
【ユッカヌヒーとは】
昔の沖縄では旧暦5月4日に、子供の成長を願っておもちゃをあげたり、ポーポーやチンビンなどのおやつを作る習慣がありました。現代のこどもの日に当たります。
ハーリーの歴史
ハーリーの起源は諸説ありますが、中国から伝わったとされています。
14世紀頃、南山王の汪応祖(おうおうそ・わんおうそ)は、若い時に中国に留学していました。そこで爬竜船競漕が行われているのを見て、後に南山の王となり沖縄でハーリーを始めたと言われています。豊見城城址は汪応祖が築城した城ですが、現在そこがハーリー発祥の地となっており石碑もあります。
琉球王国時代には、首里城の龍潭池で爬竜船競漕をして中国からの冊封使をもてなしたという記録も残っています。このことからハーリーは琉球王国にとって重要な行事であることが分かり、王国から各地へ広まったとされています。
廃藩置県とともに琉球王国が消滅するとハーリーは禁止されましたが、後に地域で復活するものの戦争で再び途絶え、戦後各地で復活していき現在に至ります。
2025年はいつ?沖縄の2大ハーリー
ここでは沖縄で最も有名なハーリー、那覇ハーリーと糸満ハーレーを紹介します。
那覇ハーリー

那覇ハーリーは、沖縄県内最大級のスケールを誇る、熱気あふれるイベントです。伝統的なハーリーの要素を残しつつ、老若男女が楽しめる多彩な催しが繰り広げられます。会場には数多くの屋台が立ち並び、沖縄グルメや様々なエンターテイメントを満喫できます。
特に、ステージでは音楽ライブや伝統芸能のパフォーマンスなど、多彩なプログラムが展開され、一日中飽きることなく楽しめます。この時期に沖縄を訪れる観光客にとって、那覇ハーリーは必見のイベントです。
また、那覇ハーリーの魅力の一つに、一般の方も爬竜船を体験乗船できる機会があります。この貴重な体験を希望される方は、早めに会場へ行き、受付を済ませてくださいね。

那覇ハーリーの最終日は、盛り上がりはピークに達します。「御願バーリー」と「本バーリー」という伝統的なレースが行われ、会場のボルテージは最高潮に達します。選手たちの気迫あふれる競漕は、観客を魅了し、忘れられない感動を与えてくれるでしょう。
そして、夜空を彩る花火も那覇ハーリーの大きな魅力の一つです。昼間の熱気とはまた違う、幻想的な雰囲気を楽しめます。
ただし、那覇ハーリー会場には専用駐車場がありません。ゴールデンウィーク期間中ということもあり、周辺の駐車場は大変混雑します。公共交通機関の利用も可能ですが、最寄りのバス停から徒歩10分程度かかります。
そのため、少し離れた場所に車を停め、そこからタクシーを利用するのがおすすめです。事前に交通手段を計画しておくことをお勧めします。

【那覇ハーリー詳細】
■開催日:2025年5月3日(土)~5日(月)
■開催場所:那覇港新港埠頭
■駐車場:なし(近隣駐車場利用)
糸満ハーレー

糸満ハーレーは、海人(うみんちゅ)のまち、糸満市の糸満漁港で行われる伝統的なハーリーです。観光客向けのイベントとは異なり、神聖な儀式を重んじる古式ゆかしい姿が今もなお色濃く残っています。
漁業の町として名高い糸満では、旧暦5月4日という日に強いこだわりを持ち、平日であっても必ずこの日に開催されます。開催日の一週間前には、地域の高台にある山巓毛(さんてぃんもう)で早朝5時にハーレー鉦(かね)が打ち鳴らされ、ハーレーの到来を知らせる習わしが残っています。
旧暦5月4日は、新暦では通常6月中旬頃にあたり、沖縄では梅雨明けの時期と重なります。そのため、糸満では古くから「ハーレー鉦が鳴ると梅雨が明ける」と言い伝えられています。
ところで、「ハーリー」と「ハーレー」、両方の呼び方があるのですが、沖縄県内では一般的に「ハーリー」と呼ばれていますが、糸満では伝統を重んじて本来の呼び名の「ハーレー」を使用しているそうです。

石垣島では海神祭と呼んでる人が多かったよ
糸満ハーレーは、西村、中村、新島の三つの集落が競い合う、熱気あふれる伝統行事です。山巓毛(さんてぃんもう)での神聖な祈り(御願)を終えると、港へ向けてハーレー舟の出発を告げる旗が振り下ろされ、最初のレース「御願バーレー」が始まります。
三つの集落の競漕に加え、門中(ムンチュー)ハーレーや職域ハーレーなど、地元の人々が参加できるレースも開催されます。筆者も職場の仲間と職域ハーレーに参加した経験があります。また、アヒル取り競争など、観光客も飛び入り参加できるイベントもあり、会場は活気に満ち溢れます。
糸満ハーレーのクライマックスは、全長2150mの長距離レース「アガイスーブ」です。各集落から選抜された屈強な若者たちが、体力と技術を競い合う姿は、見る者の心を揺さぶります。
レースの決着後、参加者たちは字糸満の集落内にある祝女殿内(ヌンドゥンチ)へ向かい、ハーレー歌を奉納します。糸満ハーレーは、「御願で始まり、御願で終わる」と言われるように、祈りを捧げて幕を閉じます。
【糸満ハーレー詳細】
■開催日:2025年5月30日(金)
■開催場所:糸満漁港
■駐車場:臨時駐車場あり
沖縄のハーリー2025年はいつ?まとめ
今回は、沖縄を代表する那覇ハーリーと糸満ハーレー、二つの対照的なハーリーをご紹介しました。ぜひ機会を作って、それぞれの違いを肌で感じてみてください。
また、沖縄のハーリーはこれだけではありません。てんぷらが有名な奥武島(おうじま)のハーリーも、独特の魅力を持つことで知られています。その他にも、漁港のある町ではハーリーが開催されることが多く、地域ごとに異なる特色を見ることができます。
ぜひ一度、沖縄各地のハーリーを訪れ、その熱気と伝統に触れてみてください。きっと、忘れられない思い出となるでしょう。
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こんにちわ~。ここ最近ひんやりな熊本ですよね。
先週まで暑いくらいだったからホント着るもの困ります・・。
ももとさん、次回はいつ沖縄入り予定?
今年のGWはかなり混み混みでしょうね~。レンタカーもばか高いし・・。
ハーリー、本物まだ見たことないんですが、迫力ありますよね!
今年からやっと通常開催のようですね。
私はまだ未定なのですが、7月位には行きたいなぁ~( *´艸`)
夏になると台風の心配も出てくるし、暑すぎますもんね。
のんさん、こんにちは~(^^
ホント最近寒いですよね。
ひざ掛けをまた出してきて使ってます。。
次回の沖縄は私もまだ決まってませんよ~
夏は暑いので海に入る予定がなければ行かないかもです(^^;
6月下旬から7月上旬の梅雨明け頃はわりと安いし、
天気も安定してることが多いですよね(^^
台風は来ないことを祈るしかないですね(^^;