今回は沖縄の三大まんじゅうを紹介します。
沖縄のおまんじゅうと聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
やっぱりのまんじゅうかな?
沖縄のお菓子と言うと、サーターアンダギーやちんすこうが有名ですが、沖縄にも長年地元の人から愛されるおまんじゅう屋さんがあるんですよ。
今回は沖縄那覇で最も有名な三大おまんじゅう屋さんを紹介しますね。
この記事は単身沖縄移住し、沖縄生活13年間のももとが書いています。
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沖縄の三大まんじゅう屋3選
沖縄の三大まんじゅうは、3店とも現在の那覇市にあります。
首里に2店、那覇に1店ですが、古くから人が集まるところにあったのが分かりますね。
また、沖縄の三大まんじゅう屋3店に共通しているのが、月桃の葉を使用していることと蒸しているということですが、お饅頭と一言で言ってもそれぞれの特徴があり、違いを食べ比べるのも面白いかと思います。
【那覇3大まんじゅう屋】
■ぎぼまんじゅう(のまんじゅう)
■山城まんじゅう
■ペーチン屋(天妃前まんじゅう)
ぎぼまんじゅう(のまんじゅう)
まずは沖縄でまんじゅうと言えばのまんじゅうですよね。
店名の「ぎぼまんじゅう」よりものまんじゅうの名前の方が有名ですよね。
白いおまんじゅうに真っ赤なのの字。
結構インパクトのある見た目ですよね。
ぎぼまんじゅうは、創業100年以上、長年地元で親しまれているお店です。
ちなみにこの「のの字」は、「のし」の「の」を意味していて縁起物です。
のまんじゅうは手のひらサイズで大き目のおまんじゅうで、下に月桃の葉が敷いてありほのかな月桃の香りがします。
買う時にお店の方に「の書きますか?」と聞かれましたよ。
もちろん書いてもらったよ
中にはあんこがたくさん入っていて、ずっしり重たく一個で食べ応えのあるおまんじゅうです。
皮はしっとりふわふわなので、食べていて口の中の水分が持っていかれることもありません。
冷めてもしっとりふわふわなのは変わらず、美味しくいただけましたよ。
一個食べるとかなりお腹いっぱいになるので、私はお昼ごはんが食べられませんでした。
場所はゆいレール首里駅と石嶺駅の中間くらい、モノレール沿いの道路から脇道に入って50mくらい行ったところにあります。
■住所:沖縄県那覇市首里久場川町2丁目109-1-B
■電話:098-884-1764
■営業時間:9:00〜17:00(売切れ次第終了)
■定休日:日曜日
■・駐車場:お店の前に横付け1台
山城まんじゅう(やまぐすくまんじゅう)
山城まんじゅう(やまぐすくまんじゅう)もぎぼまんじゅうと同じく首里にあるお店です。
以前に別の場所で売られていた山城まんじゅうを買って食べたことはあったのですが、こちらのお店に行くのは初めてでした。
お店の看板には「120年の伝統」と書いてありますが、実際はもう数十年くらい長いとの噂もあります。
12時前にお店に行きましたが、ちょうど蒸しあがったところでした。
おまんじゅうは全体が月桃の葉で包まれています。
贅沢に月桃の葉を2枚も使ってあり、包みを開けると直径6cmくらいの小振りなおまんじゅうが入っていました。
小麦粉の薄い皮から中のあんこが透けて見えますね。
中にはあんこが入っていて、素朴な美味しさと控えめな甘さです。
こちらも少し時間を置いてから食べたのですが、冷めると若干全体的にポロポロした感じになります。
ただ、添加物が一切入っていないので、それも仕方のないことですね。
いただくなら温かいうちがオススメです。
冷めてしまった場合は、月桃に包んだままレンジで軽く温め直すといいですよ。
こちらも月桃のいい香りに包まれて幸せな気持ちになります。
首里城からも近いので、首里城に来たついでに買って食べ歩きもいいかも知れませんね。
場所は首里のメインストリート龍潭通り沿いにあるのですが、店舗が奥まったところにあるので見逃してしまうかもしれないので、看板をよく見ておいてくださいね。
■住所:沖縄県那覇市首里真和志町1丁目58番地
■電話:098-884-2343
■営業時間:10:30〜16:00(売切れ次第終了)
■定休日:月・木
■駐車場:(たぶん)なし
ペーチン屋(天妃前まんじゅう)
ペーチン屋は那覇にあるおまんじゅう屋さんです。
こちらも店名よりも「天妃前まんじゅう」の名前の方が有名ですね。
ちなみに読み方は「てんぴぬめーまんじゅう」です。
天妃前まんじゅうは、かつて天妃宮の前で売られていたのでこの名前がついたそうです。
天妃宮は現在の那覇市久米、天妃小学校付近にあり、現在は天妃宮跡の石門だけが残っています。
戦前はペーチン屋以外にも天妃前まんじゅうを売るお店が他にもあったそうですが、現在は他で売られているのを見たことがないです。
予約なしで午後に買いに行ったのですが、「天妃前まんじゅうがないっ!」と思っていたら、お店の方が「今奥で冷ましてます」と言って持ってきてくれました。
そう!天妃前まんじゅうは冷めても美味しいんですよ。
火・金限定のくずもちも気になる
個別包装はしてありませんが、5個入り650円というお得なのもありましたよ。
天妃前まんじゅうは山城まんじゅうより一回りほど大きくて平べったいです。(直径7cmくらい?)
皮はつるんぷるんとした見た目でモチモチしています。
こちらも月桃の葉が敷いてありますね。
中はあずきではなく、はったい粉と黒糖を混ぜて練ったものが入っています。
はったい粉とは大麦などを乾煎りして粉にしたもので、ほのかな甘みと香ばしさが特徴です。
天妃前まんじゅうは、皮はプニッとしていて素朴で優しい味わいと甘さなので、一度に2つくらいはペロリといけちゃいます。
■住所:沖縄県那覇市泉崎2丁目10−14
■電話:098-832-0912
■営業時間:9:30〜15:00(売切れ次第終了)
■定休日:日・木
■駐車場:なし
沖縄の三大まんじゅうのまとめ
沖縄の三大まんじゅう屋3店とも人気のお店なので、大量購入や確実に買いたい場合は予約が必要です。
今回久々に行ってみて、全体的に昔より値上がりしたなと言うのが印象でしたが、物価高騰で仕方のないことですね。
どのおまんじゅう屋さんも創業100年以上経っていて、月桃の葉が使われているのを見て「100年前の沖縄では、月桃の葉っぱを使った蒸まんじゅうが流行ってたのかな?」と想像してしまいました。
物価高騰に負けずに、次の100年も残り続けてほしい3店でした。
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