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沖縄の冬至はジューシーを食べます!全国との違いやトゥンジージューシーについて

沖縄の冬至

今回は沖縄の冬至について、全国で行われる冬至との違いや、沖縄の冬至で食べられるトゥンジージューシーについてのお話です。

まず、今年の冬至はいつかと言うと以下のとおりです。

2024年12月21日(土)になります。

沖縄では冬至ことをトゥンジーと言います

沖縄でも行事のひとつとして行われており、冬至の料理というのもちゃんとあるんですよ。

内地でもかぼちゃを食べたりしますよね。

でも沖縄では、かぼちゃではなくジューシー(炊き込みご飯)を食べるんです。

ちなみに、旧暦で行事が行われることの多い沖縄ですが、冬至は旧暦ではなく二十四節気で行われ全国と同じ日になります。

移住したての
たろう君
移住したての たろう君

沖縄の冬至って内地と違うの?

ももと
ももと

料理は全然違うね

今回は沖縄の冬至について、全国版の冬至との違いを中心に紹介していきます。

この記事でわかること

■全国と沖縄の冬至の違い

■沖縄の冬至について

■ジューシーの種類について

■ヒヌカンについて

ももと
ももと

この記事は沖縄生活13年、沖縄では歴史サークルに所属していたももとが書いています。

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沖縄の冬至(トゥンジー)と全国の冬至の違い

まず最初に沖縄の冬至(トゥンジー)と全国の冬至の違いを紹介します。

全国的な冬至とは

まずは一般的な全国版の冬至について少し説明します。

そもそも冬至とは、一般的に知られているのは一年で一番日が短い日」で、ゆず湯に入ったりかぼちゃを食べたりする日ですよね。

1年を24等分して季節を表す「二十四節気(にじゅうしせっき)」のひとつです。

昔、冬至は昼間の時間が一番短いと言うことで「死に一番近い日」とされ恐れられてきました。

一方、この日を境に日がどんどん長くなって行く節目の日でもあります。

太陽の力が一番弱まる冬至にかぼちゃや小豆を食べて栄養を摂り、ゆず湯に入ると風邪をひかないと言い伝えられてきました。

沖縄の冬至はトゥンジージューシーを食べる

沖縄の炊き込みごはんジューシー
ジューシー(炊き込みごはん)

一方、沖縄の冬至も意味合いは全国と同じく、健康祈願や日が長くなっていく節目の日(陽へ転じる日)となっています。

全国版の冬至との違いは、なんと言っても料理と慣習ですね。

先程も書きましたが、内地ではかぼちゃを食べてゆず湯に入る日ですが、沖縄ではジューシー(炊き込みごはん)を作り、ヒヌカン(火の神)仏壇にお供えして食べるのです。

そして、冬至の日に食べるジューシーをトゥンジージューシー(冬至雑炊)と言います。

最近では沖縄でもゆず湯に入ると言う人もいますが、そもそも沖縄では湯船に浸かる習慣がなくシャワーで済ませる人が多いので、内地と比べるとゆず湯に入る人は少ないです。

沖縄のヒヌカンとは

沖縄の火の神様ヒヌカン
ヒヌカン(火の神様)

ここでヒヌカンが分からない人に少し説明します。

ヒヌカンは仏壇があるような家であれば大抵あり、火の神様なので台所の火の近くに香炉などを設置してあります

そのため、沖縄の住宅はキッチンにヒヌカンスペースを取ってあるおうちもありますよね。

内地の神棚みたいな感じですが、神棚以上に生活に密着しています。

沖縄では各行事の時はもちろんですが、毎朝出かける前にヒヌカンにお祈りしたり、家族に変化があった時なども報告します。

沖縄のジューシーの種類|ボロボロジューシーとクファジューシー

沖縄では冬至にジューシーを作りますが、実はジューシーには2種類あります

炊き込みごはんのようなジューシーと、雑炊タイプのジューシーボロボロジューシーとも言います)です

冬至に食べられるジューシーは、最近は炊き込みご飯タイプのジューシーの方が多い印象です。

ももと
ももと

ボロボロは柔らかいと言う意味だよ

移住したての
たろう君
移住したての たろう君

炊き込みごはんタイプは何て言うの?

ももと
ももと

クファ(硬い)ジューシーだよ

ボロボロジューシー(雑炊タイプ)

沖縄の雑炊ボロボロジューシー
ボロボロジューシー(雑炊)

ボロボロジューシーとは水分が多く、雑炊やおじやのようなものになります

昔、冬至では雑炊タイプのジューシーに田芋(ターンム)を入れて作っていたそうです。

ターンム(田芋)
ターンム(田芋)

田芋はサトイモを大きくしたような芋で、沖縄では子孫繁栄の意味があり縁起のいい食べ物なのです。

現在の冬至のトゥンジージューシーは、炊き込みごはんタイプが増えてきているので、田芋はジューシーとは別で料理する場合もあるようです。

また、炊き込みごはんタイプに田芋を入れて作ったりなんてのもあるようですよ。

クファジューシー(炊き込みご飯タイプ)

沖縄の炊き込みごはんジューシー
ジューシー(炊き込みごはん)

クファジューシーは、炊き込みご飯タイプになります。

最近の沖縄では「ジューシー」と言えばこちらのタイプを指すことが多く、あえて「クファ」と付けて言うこともほとんどありません。

ちなみに旧盆初日のウンケー(お迎え)に作るウンケージューシーは、こちらのクファジューシーになります。

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現在は簡単にジューシーが作れる「ジューシーの素」が浸透しているので、冬至でも炊き込みごはんタイプが増えているのかもしれませんね(^^

ももと
ももと

ももとはイカ墨ジューシーが好き

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沖縄の冬至まとめ

沖縄のスーパーや市場に行くと、時期によって行事にちなんだ食べ物が売っていたりしますよね。

冬至が近くなると、トゥンジージューシーがあちらこちらで売られているので、食べ比べるのも楽しいかもしれませんね。

今は簡単なジューシーの素もあるので、移住者の方でも沖縄風の冬至の過ごし方をしてみてはどうでしょうか?

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